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オスグッド病について書きました!

こんにちは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!

 

2021年になってブログに何を書こうかと思っていたら、

2月になっていました…。

 

今日は、先日患者さまからご質問いただいた

「オスグッド病」

 

について色々書いていきます。

 

オスグッド病、オスグッド・シュラッター病などといわれます。

 

ひざのお皿の下のあたり(脛骨粗面、脛骨結節)が徐々に突出し痛みが出現します。

腫れ(腫脹)、赤み(発赤)、発熱、炎症などを伴います。

 

おもに発育期のスポーツをしている小、中学生(10~15、16歳)におこりやすいようです。

だいたい症状が出るのは男子のようですね。

 

跳躍(ジャンプ)でのひざの屈伸動作、ボールをける、ダッシュなどを

行うスポーツ(たとえば、バレーボール、バスケットボール、陸上競技、バトミントン、サッカーなど)

をやりすぎること(オーバーユース)で発生することが多いといわれます。

 

これは、

ふとももの前側の筋肉(大腿四頭筋)のひざを伸ばす力が、

ひざのお皿(膝蓋骨)を経由して、

痛みが出てくる脛骨粗面や脛骨結節といわれる場所に

引っ張る力がかかり過ぎることが原因のようです。

 

症状が出やすい時期は骨も含めて体が成長する時期です。

痛みが出てくる場所は成長する「伸びしろ」の部分で、

成長軟骨部とか骨端核と呼ばれます。

 

この部分はまだ体が大きくなるために固まりきっていないので、

引っ張る力がかかりすぎると剥がれてきてしまいます。

そうすると炎症が起きて痛みを感じるようになります。

 

整形外科などにかかると、

痛みが強い場合は内服薬や湿布を処方されたり、

スポーツ中止の提案、

大腿四頭筋のストレッチや痛みや腫れがある部分のアイスマッサージの指示、

スポーツをするときに装着するバンド(ひざのベルト)を出してくれたりします。

 

オスグッド病は成長期の一過性のもので、

成長が終了すると治癒といわれますが、

 

成人になっても運動したり、強い力が患部に加わることで

痛みが発生するケースもあるようです(オスグッド後遺症などとよばれる)

 

患部の成長期における脆弱性

スポーツなどにおけるオーバーユースとそれによる筋肉の状態変化

が主な原因とされますが、

 

大腿四頭筋に過度の負担がかかる要因には、

体の使い方が大きくかかわります。

 

・普段からの猫背姿勢などによる骨盤の後傾

・足首まわりのパフォーマンス低下による股関節まわりのインナーマッスルのこわばり(外旋位)

・バランスの悪さからくる立位でのひざ関節やや屈曲位

 

などなど

体の使い方の面からの問題もあるように思います。

 

ハードな練習にしっかり取り組むためにも

きちんと体を使えるように普段から取り組むことも必要だと考えています(^_^)