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ひじの痛みについて<上腕骨外側上顆炎>

こんにちは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!

 

今日は、肘の痛みを訴える人が続いたので、

「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」について書いてみます。

 

簡単に状態を説明すると、

肘の外側に骨がポコッと出ているあたりで炎症を起こす

というものです。

 

まだ、状態がひどくないときは、

何もしていないときなど負担をかけなければ痛くないので、

ふいに痛みが出るような感じから始まります。

 

・手の甲が上になっている状態で、なにか荷物をつかんで持ち上げる

・タオルを絞る

・ドアノブをひねる

・ペットボトルの蓋をあける など

 

こういった動作で痛みが出やすいです。

 

こじらせてくると安静にしていてもズキズキしてきたりします。

 

よく解説される原因と考えられるものは、

 

・オーバーユース(使いすぎ)

・加齢(30歳以上、50歳代に多く発症するとも)

・筋力低下

・性別(男性より女性に多い?)

・仕事内容(文字をよく書く仕事、パソコン業務、解体業、重労働など)

具体的には、

・1kg以上の道具を使用しての作業

・20kg以上の物を一日10回以上持つ作業

・2時間以上の手作業

 

といったデータがあるようです。

 

傷めているかどうかを自分でテストする方法としては、

 

手の甲を上にして、手首を反らせます。

そのとき、もう一方の手で反らす動作を押さえて抵抗をかけてください。

肘のあたりに痛みを感じたらテストは陽性です。

炎症の程度はさまざまですが、肘に負担が蓄積してきています。

 

対処方法として紹介されているものとして多いのは、

患部に湿布(痛み止め)を貼ったり、手首のストレッチ、サポーターなど

選択肢はいろいろあります。

 

もしストレッチなど積極的なアプローチを考えていらっしゃる人に

ワンポイントアドバイスをさせていただくとしたら、

 

①手首だけじゃなくて肩関節のまわりも動かすほうがいいです

②姿勢がまるくなっている人が多いので背筋も動かすほうがもっといいです

 

外側上顆炎を起こしてしまう人は、

体の使い方にクセがついてきていて、

腕や手首をつかう動作で肘のあたりに負担がかかりすぎる使い方

にだんだんとなってしまっていることが多いです。

 

ですから、単なる「使いすぎ」と考えていると、

繰り返したりすることもあります。

 

こじらせると痛みがひどくなりますし、治療に時間がかかることもあります。

思い当たる人はご相談ください(^_^)