こんにちは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!
ひきつづき、新型コロナウイルスの影響で行動を制限する日々が続きますが
何か普段の生活では出来ないことをやったり、考えたりする機会ととらえたいものです。
先日、目にしたものに
武道の真髄は戦わずして勝つこと
たとえば、殺しにきた人間と友達になること
そうすれば敵は無く、それこそが無敵である
といった内容でした。
私も小学一年生から剣道をしていました。
その中で教わることに、
「礼に始まり、礼に終わる」
という教えがありました。
剣道のルールやしきたりのようなものなのだろうと、
相手に対して一礼
先生に対して一礼
道場を出るときや入るときに一礼
竹刀はまたがない
一本取っても喜ばない
といった礼儀を練習の中であたりまえのように行っていました。
そしてこれまた先日、
「礼」という漢字の成り立ちは
祭壇に供物を捧げている様子だと聞きました。
「礼」とは目に見えるものだけではなく、
目に見えないものともつながるための仕草、コミュニケーションツールであるとのことでした。
このことから
武道の鍛錬とは、
技を磨き、敵となるものに負けない準備をすること、
身体を鍛え、心身を充実させ、心身を安定した状態にすること、
その作業の中に「礼儀」を習慣化させていくことで
知らない、分からない、伝わらない、会えない
といった目に見えない壁を持っている人とも
闘争状態にならないようにするコミュニケーション術を身に着けるものだったのかなと考えました。
もう剣道はやっていませんし、辞めてから20年以上経ちましたが、
当時やっていたことの素晴らしい解釈に今やっと出会えたような気がしました。
過去の教えが巡り巡って今の自分のサポートをしてくれる。
「教え」とは面白いものです。
今は、目に見えない脅威と隣り合わせです。
そんな中でも
目に見えるもの、目に見えないものに敬意を払った行動をとることが
争いを生まない取り組みになるかと思いました。
思いやりや礼儀といったコミュニケーションを大事にしたいものです(^_^)