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「変化」への対応とは

こんにちは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!

毎日の猛暑と次々に発生する台風。

自然は容赦ないですね。

さて先日、お笑い芸人の名倉潤さんがうつ病のために休養されるというニュースを目にしました。

所属事務所は、「頚椎椎間板ヘルニアの手術の侵襲(しんしゅう)によるストレスが要因」と発表したとのことです。

ちなみに、うちの奥さんも勘違いしていましたが「椎間板ヘルニア」ときくと皆さん「腰」と直感的に理解してしまうようですが、今回は「頚椎」ということなので「首」の椎間板ヘルニアの手術をされたんですね。

そして「侵襲(しんしゅう)」という言葉は私も普段あまり目にしませんが、

私たち人間の体は内部環境を一定に保とうとする働きがあります。これを恒常性(ホメオスターシス)と呼びます。

この恒常性を乱す可能性がある刺激(投薬、注射、手術といった医療行為や外傷、骨折、感染症といったもの)のことを「侵襲」というようです。

心療内科医の海原先生は記事の中で手術などによる「心」へのストレスについて、

 

・今まで元気だった人が「病人」になり、様々な変化で自己肯定感が失われるということ

・完璧主義の人は手術後などの違和感にストレスを感じやすいこと

・「先読み思考」で不安に陥りやすいということ

 

をあげています。

私も今まで患者さまをみてきた中で、同じようなことを経験したことがあります。

あくまで私の主観で、患者さまの性格などもあると思いますが、

今までお元気でお身体に自信があった人のほうが何かのアクシデントでおケガをされた際など、「歳をとった」と落ち込んでしまったり、リハビリに対して積極的でなかったりということがありました。

逆に幼少期から病気がちだったりした経験がある人は、どうすれば良い方向に進むのかという話により積極的な姿勢を感じることはありました。

私たちが生きていく中で「変化」は色々な形で訪れます。

海原先生は、

 

・周囲の人たちも当事者が自己肯定感を保つように配慮してあげること

・ゆっくりのペースで全く問題がないこと

・調子が完璧でなくても今の状態で出来ることをすることで大丈夫ということ

 

を伝えることが大事であるとおっしゃっています。

誰しも「変化」は怖いですし、ストレスになりやすいものです。

ゆっくりとやわらかく「変化」に対応できればさらによりよく生活していけると思います。

頭も心もやわらかくしていきましょう(^_^)