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歩幅と認知症の関係

こんばんは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!

梅雨が明けたと思ったら台風が発生したようですね。

いまも風がずいぶんと強くなっています。お互いに十分注意しましょう。

最近ではウォーキングなどの運動を通して、しっかりと体中に血液を行きわたらせることが体のいろいろな機能を維持するために有効な手段だとメディアで発信される機会が多くなりました。

以前に「認知症」の予防のためにある程度の歩行の「速さ」と「頻度」が重要といった内容のものを見たことがあったのですが、

「速さ」よりも「歩幅」が大事であるといった記事を見つけたのでご紹介します。

国立環境研究所の谷口先生の研究では高齢者666人を、

「歩幅が狭い(58.2㎝未満)」のグループ

「普通(58.2~65.1㎝未満)」のグループ

「歩幅が広い(65.1㎝以上)」のグループ

の3群に分けて認知機能低下リスクを調査したところ、「歩幅が狭い」グループは「歩幅が広い」グループに比べて3.39倍の認知症リスクがあることが分かったそうです。

65.1㎝の歩幅の目安は、横断歩道の白線(約45㎝)をまたげるくらいだそうです。

今日も日中は35℃くらいになっていますから熱中症も気を付けないといけないので、ウォーキングをどんどんおすすめするには抵抗がある季節ではあるのですが、

こういうデータもあるということで参考にしてみてください。

ただお身体のバランスという面からみると、関節の動きや体の使い方のクセといったこともあります。

いきなり歩幅を広くしてウォーキングをしていたら体のどこかに違和感や痛みを感じるといった場合は一度運動を中止することをおすすめします。

しっかりとバランスよく使える体の状態で運動した方が不具合の出るリスクは下がります。

お身体で気になることがあれば一度ご相談ください(^_^)