· 

いわゆる「寝違い」について

こんばんは、南茨木ベッショマコト整骨院の別所です!

今日のテーマは「寝違い」ということで。

このブログを書くときになるべく同じようなテーマが続かないようにしているのですが、先日「めまい」について書いていたので、今日は身体のこと以外にしようと思っていたのですが…うちの娘さんが寝違ったのでこのテーマにしました(T_T)

小学生です。驚く方も多いかもしれませんが、小さくても身体をおかしくすることはあります。

でも私も驚いたのは、娘が小学校にいって同級生に「寝違った」ことを告げると、「ああ寝違い痛いよねー」と。「あるある。私もなったよ」と。複数のお友達も経験済みだったそうです。

子供でも身体をおかしくしたり、痛くなったりすることは今までの仕事で分かっていたつもりでしたがそんなに多くの子供さんが「寝違い」を経験しているとは思いませんでした。

昨今、外で遊ぶ機会が限られていたり、テレビやパソコンの影響もあって幼くして長時間同じような姿勢をとることが多くなり、低年齢でも身体の状態がおもわしくないお子さんは増えてきています。

「寝違い」といわれる症状の原因も多くあげられます。

 

①頭部周辺の緊張がつよい

このタイプは足よりも頭や目を酷使するタイプの方に多くみられます。デスクワークの方、なにかの構成やシステムを考える方。そしてその作業がピークを迎えていたりする場合に「寝違い」のような状態をひきおこすことがあります。こういう状態であれば、頭痛や肩こりのような症状も日ごろから訴えている場合が多いです。

 

②首の骨の動きに偏りがある

これは、頚椎といって首の骨の動き方がいびつになっている場合ですが、たいていの場合、頚椎だけおかしな動き方になっていることは少なく、他と連動しておかしくなっていることが多いです。

子供さんの場合に「環軸椎回旋位固定」といって首の骨の動きが固まってしまって首を動かせなくなっている場合がありますが、無理に動かそうとしても痛いのでむりやりに何かするのは危ないのでやめましょう。

 

③肩の位置が前に入りすぎている

書き物や事務仕事がメインの方や根を詰めて何かに取り組んだりしたあとなどに肩の関節や肩甲骨が胸側に巻き込んだような状態になって固まることで首の動きを妨げている場合があります。これも背骨の動きなど同時に動きにくくなっていることが多いです。

 

④首のリンパ節が腫れている

首まわりにリンパ節というのがあって、風邪のひきはじめや疲れがたまってきたときなど腫れてくることがありますが、腫れがきついときに「寝違い」のような症状を訴えるときがあります。このタイプは矯正をしても鍼をしてもあまり効果が出づらいです。私は腫れているところを氷で冷やします。

 

⑤背骨、骨盤のゆがみ

背骨の動き方がひどく偏っていたり、骨盤の位置が悪くなっているときに知らず知らずに首にストレスが蓄積していくと寝違いのような症状を起こします。背骨でいう胸椎といって首の骨より少し下にある背骨の動きがかなり動きにくくなっていると頻繁に「寝違い」のような症状を起こす方が多いと感じます。

 

問題になっている場所がわかると症状を取りやすいですが、痛みがきついと患者さまも力んでしまうので時間がかかることがあります。身体の状態がキャパオーバーしないようにしたいものですが、なかなか小学生も忙しい時代ですからね…。ともかく痛い、具合が悪いでは生活もままなりません。

痛くないうちに予防に努めたいですね(^_^)